同和対策の一環として整備・運営されてきた加島地区共同浴場は、「玉乃湯」の名称で永らく加島部落住民の共有財産として、また住民交流の場としても活用・利用されてきました。しかし、同和施策の廃止や、住宅内浴室に対するニーズの高まりなど、住宅事情そして意識の変化により利用者の偏りが生じ、浴場の運営・維持管理がきびしい状態に置かれてきました。

一方、一般公衆浴場も、自家風呂の保有状況の上昇やスーパー銭湯の進出などにより厳しい状態に置かれ、廃業が相次ぎ、加島においても近隣の浴場が次々と廃業し、「玉乃湯」が地区住民のみならず地域住民のコミュニティの場としての役割を持ちはじめました。こうしたなかで1998年2月に運営委員会を立ち上げ、まさに裸のつきあいを通じて、同和問題に対する正しい理解を深める施設として、利用者の自立の向上・促進に役立つ効果的な施策を実施していけるように、改めて検討を加えてきました。

1年間の休業をとり、大規模改修をおこないました。入口も今までと反対の道路側にもっていき、前面ガラス張りの開放的な建物にするとともに、浴場全体の水をミネラル水にしました。名称も新たに公募して3人の方が採用され、運営委員会で検討した結果、「加島ミネラル温泉夢遊」に決定し、2000年12月リニューアルオープンしました。現在ミネラル水の効能は『湯冷めしない・髪や肌がしっとりすべすべする』などと好評です。今後もより多くの方に気持ちよく利用していただけるよう運営していきます。

Osaka Municipal Kashima
Human Rishts Cultural Center

大阪市立加島人権文化センター