高年齢者を中心として、生きがい就労支援事業に取り組む事業体です。企業組合は協同組合の一形態で、組合員が労働者でもあり経営者でもある組織で、中小企業協同組合法にもとづく法人格をもつ事業体です。
加島では、この間、地域におけるこれからの部落解放運動のあり方、とりわけ行政施策としての同和対策に依存しない自前の運動・組織のあり方について検討を続けていました。
そうしたなかで、1996年に関西の協同組合運動に携わっている方たちと一緒に、スペインのモンドラゴンを視察する機会がありました。この町は、協同組合が町を興したといわれるほど、経済・医療・教育などのあらゆる生活分野に協同組合が設立されている町で、地域における事業手法について、参加者に大きなインパクトを与えました。
一方、同和対策の法の失効(2002年3月末)が迫ってくるなかで、これまで老人会の生きがい対策としてあった「老人軽作業」を今後どうしていくかが、一つの大きな課題として上がっていました。「老人軽作業の受け皿的な事業体をどうつくっていくか」、また、より広く、「地区の中・高年齢者の生きがい就労をどう支援していくか」という視点から、NPO、生活協同組合、企業組合など、いくつかの事業方式を検討するなかで、出資金100万円、呼びかけ人4人という条件で可能であること、また、法人格を有し、経営面を重視している点等を考慮して、企業組合方式を採り入れることにしました。そして、2001年6月、未来に挑戦するという思いを込めて、「加島アタックサービス企業組合」を設立しました。
加島アタックサービス企業組合の主役は、各現場で働く高齢者自身です。それぞれの現場で実際に労働に携わるとともに、一人ひとりが経営者としての自覚をもち、企業組合の経営・運営にも携わっています。地域社会にとって必要な仕事に従事することにより、生きがい・やりがいを感じる組織として、これからの生きがい就労を広げていく基礎を創っていきたいと考えています。
加島アタックサービス企業組合の仕事
・加島東霊園の清掃・管理業務 ・かしま障害者センターの清掃業務
・地区内外の清掃業務 ・かしま診療所の清掃業務 ・加寿苑の配膳・下膳業務 等

大阪市立加島人権文化センター
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